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2007年〜2009年 

評価:
宮沢 賢治
角川書店
¥ 460
(1996-05)

評価:
森 絵都
角川書店
¥ 580
(2006-05-25)


DIVE!/森絵都
読書期間:不明

演技シーンと、トレーニングシーンと、三人それぞれの心理描写、関わる人々の視点のバランスがすごく良い。一応トモが主人公なんだけど、登場人物全員が持つ強い信念や悩みが丁寧に書かれているので、全員に共感が持てます。逆に言えば、登場人物の誰か一人が欠けてもこの物語は成立しない。演技の成功に至るまでに経た様々な障害や葛藤を読み込んだからこそ、演技シーンで涙が出るくらい感動できる。私が一番好きなのは、田舎で悩み続ける飛沫のところに富士谷とトモが遊びにきたシーンです!苦しみは人それぞれに違った形で現れるんだけど、それを乗り越えることで強くなれる。麻木夏陽子が三人にかける台詞ひとつひとつが、ストレートだからこそ一気に突き動かされるような力を持っていて、その言葉をそれぞれに解釈して練習に打ち込む姿を心から応援したくなる。読んだ後はしばらく何もできないくらいに脱力してしまいました。鮮やかなのに力強い、最高のスポ根小説でした!


アヒルと鴨のコインロッカー/伊坂幸太郎
読書期間:09-05-24

伊坂ファンになったきっかけの一冊。二年前と現在の二つの時間軸が交互に描かれるんだけど、最後の最後、その平行線が絶妙のタイミングで交わる。主人公の大学生だけが、過去に登場しない人間なので読者は彼の目線で話を読んでいく人が大半じゃないかな。だからこそ最後のどんでん返しで「エエエエエエエ」って叫びながらページを遡って伏線の辻褄合わせをして、鳥肌(良い意味で)が立ったのは私だけではないはず!初回と、全ての真相を知ってから二回目に読むのとで印象が全然違う。二回目は悲しくて悲しくて、中々読み進めれなかった。これ、話の性質上、絶対映画化無理だなーって思ったらすでに映画があるそうで驚きました。み、見たい!とにかく一度読んでみてください。

以下の小説も同じ時期に読みました。
グラスホッパー/伊坂幸太郎
オーデュポンの祈り/伊坂幸太郎


銀河鉄道の夜/宮沢賢治
読書期間:不明

小学生の頃から何度も何度も読んでボロボロになっています。そのボロボロ感が愛しかったんですけど、松山ケンイチver装丁の文庫が出てあっさりと買い直してしまいました。内容は一緒なのに。こんなにも美しくて悲しい物語は、きっとこれからもこの人しか書けないんだろうな。

以下の小説も同じ時期に読みました。
小僧の神様/志賀直哉
城之崎にて/志賀直哉


イレギュラー/三羽省吾
読書期間:09-04-02
「イレギュラーじゃボールデッドにはならない」 みなぎる力をボールに込めて、コーキは右腕を思い切り振り抜いた。サヨナラ試合が、始まった。
内容と展開はあんまり覚えてない(…)んだけど、エンディングの試合シーンが素晴らしかった。やはり私は天才肌ピッチャーが心底好きなようです。


空を掴むまで/関口尚
読書期間:09-08-10
これ、受験勉強のためみほ子と新家と図書館行った時に3時間くらいかけて読んじゃった小説。息抜きで何ページが読むつもりだったんだけど、展開が気になって読破してしまいました。最初はすれ違いばかりの男子高校生三人が、スポーツに打ち込むにつれ和解し最高のチームになっていく。もう、王道!!でも王道だからこそ、共感できる苦悩の描写や、ひたむきに走り続ける爽快感は読んでいて気持ちいいものです。この後に読んだ同じ作者のプリズムの夏は微妙でした。




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